とと母ちゃんに おくる唄

 
別れの朝 棺の中の 母ちゃんは
普段は 化粧しない 君は うっすらと 薄化粧を していた

その 物言わぬ 
薄化粧を した 母ちゃんを 見て

私は 真夏の通り雨に うたれ ずぶ濡れに なり
私は ただ ただ ただ ぼう然 と 立ちつくして いた

ずっと 自分を 犠牲にしてきた 母ちゃん
どんなに 辛くても 悔しくても 悲しくても

ひと言も 愚痴も言わず 小さな頃から
家族のために 働き続けてきた とと母ちゃん

真夏の通り雨の その朝は 
とと母ちゃんの 始まりと終わりの 狭間

それは とと母ちゃんが
自由になる自由 を 選択した日

君が とと母ちゃんに 別れを告げ 
海の上を漂う 鴎を 選んだ日

その 薄化粧した 母ちゃんと
私は あの日に 忘れぬ約束した

愛おしい人 愛おしい母ちゃん
どんな言葉並べても 真実にはならないから

約束通り 活動再開の 今日は 君におくろう
私のすべての気持ちを 込めた 花束を君に

花束を 君におくろう
私の涙の すべてを そそいだ 涙色の花束を 母ちゃんに

母ちゃんには どんな言葉並べても
あなたを 称えるには 足りないから

私の涙の すべてを そそいだ この花束を 
私の すべての気持ちを 込めて 愛おしい 母ちゃんに

今日 この 活動再開の日に
あの日 忘れぬ約束をした 涙色の この唄を おくろう

今も 変わらない 私の 気持ちを 伝えたい
自由になる自由を 選択した 母ちゃんを 称え 称えて 称えて
 



追記

この唄は

市販された あの人 最後の オリジナル曲

「***・・・」 という曲の 返歌 なのかもしれない な 。。。。。







    
IMG_0199.jpg

    
この花は バラでは ありません

くちなし の 花です

この花は 化粧なんかしなくても 美しい花です

この花には 口は ありません

物言わぬ この花からは くちることのない あの人の やさしく あまい かおり が します









追記 4月15日

表記が 

「愛おしい」 ではなく 「愛しい」 でしたので
「おくろう」  ではなく 「贈ろう」 でしたので
「称える」   ではなく 「讃える」 でしたので
 
読みかえて 読んで下さい













































     
[ 2016/04/13 22:00 ] あの人を偲んで | TB(-) | CM(-)